■あなたにとってのワールドカップは、まだ始まっていない
前回のカタール大会の記事で、当時の大学生たちが「社会人になったら長期海外には行けないと思っていた」と話していました。いまの私は、社会人ですが2大会目の現地観戦を終えたところです。そんな中、今回改めて感じた「若いうちにワールドカップに行く意味」について書きたいと思います。
今回の滞在中にお話しさせていただいた、ケニアなどアフリカのツアーを企画されている「オンリーワントラベル」の山田陽介さんの言葉が、すごく印象に残っています。「アフリカに行ってみないと、あなたにとってのアフリカは始まらない。」一度行ってみて、ようやくそこからあなたにとってのアフリカが始まる、という話です。
ワールドカップも、全く同じだと思いました。20代で行けば、”あなたにとってのワールドカップ”は残り50年続く。でも50代で初めて行ったら、残りは20年しかない。体力的にも、そこから広がる人生の幅としても、全然違うものになる。いま好きなものがあるなら、そしてそれがサッカーなら、ワールドカップに行くという体験を早くやる。それだけで、自分にとってのワールドカップがもう「始まっている」。若いうちに2度もワールドカップを経験できて本当に良かったと思うし、この考え方を手に入れられたこと自体が、今回いちばんの収穫でした。
現地で得られるものは、ネットに載っている情報ではなくて、目の前で生に起きるものです。
食べ物の味とか、スタジアムの音とか、街の匂いとか。自分の生身で経験して五感で感じたものは、忘れた頃に、ふとどこかで蘇る。ブラジル戦が終わった後の、あのやりきれない気持ちも含めて、全てがかけがえのない体験だったなと思っています。
結論はシンプルです。次回のワールドカップはシンクロ社員全員で行けたらと思います(笑)