コラム
2025年11月、ガンバ大阪などで活躍した元サッカー日本代表の橋本英郎さんがミャンマーにある子ども養育施設「Dream Train」を訪問し、サッカーイベントが開催されました。
＊「Dream Train」とは
特定非営利活動法人ジャパンハートが運営する、ミャンマー・ヤンゴンにある子ども養育施設。HIV孤児や貧困家庭の子どもたちの生活と教育、就労をサポートするため、2010年に開設されました。夢を追う子どもたちの経済的自立までの長期間を日本の里親様と共に応援しています。
詳しくはこちら：https://www.japanheart.org/lp/dreamtrain/
シンクロはジャパンハートのマーケティング活動などを共に推進しており、代表の西井は特定非営利活動法人ジャパンハートの理事を務めています。
西井は10月末のカンボジアの新病院開院セレモニーに出席したあと、このDream Trainにも訪問しました。
＜前回のコラム＞
「8億円以上の寄付で建てられたジャパンハートの新病院が完成！カンボジアで開院式典が開催」
ミャンマーで橋本さんが開催したサッカーイベントの様子をレポートします。
橋本さんによるサッカーイベントは、施設内にあるグラウンドで開催する予定でした。
ところが、ヤンゴンでは季節外れの大雨が続き、施設内にあるグラウンドが水没してしまったため、室内で第一部のサッカー交流が行われました。
サッカー交流には、小学生男子と女子など小さい子どもたちが中心に約30人が参加しました。
橋本さんがボールの使い方やゲームのルールを説明すると、子どもたちは目を輝かせながらボールを追いかけ、サッカーの楽しさを全身で感じているようでした。
特に印象的だったのは、女の子たちの表情でした。
ミャンマーでは、女の子がスポーツを続ける環境が整っていなかったり、実際に女の子たちがサッカーをプレーする機会があまり多くなかったりそうですが、橋本さんの指導を受けた子たちからは、楽しそうに、そして真剣にボールに向き合う表情が見られました。
参加したSu Yadanar Hlaingちゃんは、
「サッカーは、見るのもするのも好きです。今回は、橋本先生と一緒にサッカーができてとても楽しかったです。サッカーを指導してもらうのは、今回が初めてでした。ボールコントロールを学びました。ドリブルが難しかったです。
またこのような機会があれば、参加したいです！」
と語っていました。
橋本さんはもともとシンクロ代表の西井と親交があり、今回西井とともにカンボジア・ミャンマーを訪問することになり、無償でサッカーイベントを開催していただくことになりました。
同日、続く第二部では、屋内のフットサル場を借り、橋本さんと子どもたちによるスペシャルマッチが開催されました。
約20人のDream Trainの子どもたちが参加し、子どもv.s.大人の白熱した試合が繰り広げられました。
シンクロは、このサッカーイベント全体の企画・運営を行い、また子どもたちの特別ユニフォーム30着を寄贈させていただきました。
トップアスリートとの交流や真剣勝負という体験は、子どもたちに「夢を持つことの素晴らしさ」を届けてくれたと思います。
スポーツには、言葉の壁を越えて一瞬で心を繋ぎ、子どもたちの心をパッと明るくする力があるのだと改めて実感しました。
こうした場所に一緒にいられて、子どもたちの笑顔を間近で見られることは、私たちにとっても本当に貴重な経験となりました。
これからもジャパンハートとの協働を通じて、子どもたちが健やかに夢を追いかけられる環境づくりを応援していきたいと思います。
＜次のコラム＞
子どもたちの声援が選手に届いた！女子サッカー・ベレーザの勝利を後押しした、ミャンマーの子どもたちのサッカー観戦レポート
＊Dream Trainへのご支援について
https://www.japanheart.org/lp/dreamtrain/
＊ジャパンハート 活動レポート：
【養育施設Dream Train/ミャンマー】元日本代表 橋本さんとのサッカー交流と女子チャンピオンズリーグ観戦
https://www.japanheart.org/reports/reports-myanmar/251213.html
Dream Trainのインスタグラムでも当日の様子と写真をご覧いただけます。
ガンバ大阪の黄金期を支えた不動のボランチ。長年にわたり中盤の要として活躍。
遠藤保仁とのコンビでチームを牽引し、J1初制覇やアジア制覇など、数多くのタイトル獲得に貢献する。キャリア通算600試合以上に出場。
現役時代からサッカースクール運営など複数の事業を手掛け、経営者としての顔も持つ。
2023年より鎌倉インターナショナルFC（鎌倉インテル）のアドバイザー兼フットボールDXを担当。
＜主なタイトル獲得歴＞
J1リーグ優勝（2005年）
AFCチャンピオンズリーグ優勝（2008年）
ナビスコカップ優勝（2007年）
天皇杯優勝（2回：2008年、2009年）
パンパシフィックチャンピオンシップ優勝（2008年）
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