特定非営利活動法人ジャパンハートは「医療の届かないところに医療を届ける」をミッションに掲げ、東南アジアと日本で、20年以上にわたり無償の医療サービス提供を行う医療NPO法人です。
シンクロはジャパンハートのミッションに深く共感し、代表西井がジャパンハートの理事を務めるとともに、マーケティング活動を共に推進しています。
10月31日、カンボジアに新病院「ジャパンハートアジア小児医療センター」が開院しました。
コラム
特定非営利活動法人ジャパンハートは「医療の届かないところに医療を届ける」をミッションに掲げ、東南アジアと日本で、20年以上にわたり無償の医療サービス提供を行う医療NPO法人です。
シンクロはジャパンハートのミッションに深く共感し、代表西井がジャパンハートの理事を務めるとともに、マーケティング活動を共に推進しています。
10月31日、カンボジアに新病院「ジャパンハートアジア小児医療センター」が開院しました。

ジャパンハートでは2016年からカンボジアで病院を運営していますが、カンボジアでは貧困層の人たちが高度な治療を受けられる病院が少ないため、各地からジャパンハートの病院に救いを求める患者さんが後を絶たず、40床ある小児病床は常に満床状態になっていました。
ジャパンハートの活動の背景には、「アジア全体のサバイバルギャップ(※)をゼロにする」というゴールがあります。
(※)サバイバルギャップとは
がんをはじめとする高度な医療が必要な病の生存率の差のこと。
たとえば小児がんの場合、5年生存率は高所得国(先進国)では80%以上、低所得国(開発途上国)では約20%と、60%もの差があるというデータがあります。

生まれた国や貧富の差に関係なく、より多くの子どもたちが平等に高度な医療を受けられるように、2022年末に新病院プロジェクトが立ち上がりました。
200床もの大規模病院を「寄付」によって建設するという無謀とも言われた挑戦でしたが、プロジェクトのビジョンに賛同した多くの個人・法人から寄付・寄贈が寄せられ、8億円以上にのぼる開設費用が集まりました。
現地の保健省や地域の病院からの協力も得ながら工事が進められ、2025年10月に無事完成し、開院式典が行われました。

式典では、ジャパンハート創設者で、新病院の院長に就任した吉岡秀人氏のスピーチや、カンボジア王国保健省大臣や駐カンボジア日本国特命全権大使である植野篤志大使によるスピーチ、僧侶による祈祷、テープカットなどが執り行われました。
日本の支援者や企業など両国合わせて300名ほどが参加し、院内見学も行われました。
病院入口には、新病院の設立サポーターとして、法人パートナー・名誉ファウンダーの名前が並んだネームプレートが設置されました。
シンクロでは、新病院建設を含めたジャパンハートの幅広い活動を共に推進していますが、オフィシャルサポーターとして社名が掲示されました。


式典が無事に終わった翌週から、機材搬入や患者さんの転院が行われ、11月7日から新病院の稼働が始まりました。



新新病院はまず100床を開け、小児がん患者を受け入れる体制でスタートし、外来診療も開始されました。
数年かけて総合小児医療センターとして対象疾患を広げていき、アジアの高度小児医療の拠点として拡大を目指すそうです。
またジャパンハートは、カンボジアでの事業として、現地の医療人材の育成「夢の架け橋プロジェクト」を行っており、奨学金制度により質の高い医療者を育て、永続的に医療が成り立つ仕組み作りも行っています。
シンクロはこれからもジャパンハートと協働し、子どもたちの命と未来を育む活動に共に取り組んでまいります。
■ジャパンハートへの寄付・支援について
https://www.japanheart.org/lp/
■ジャパンハートアジア小児医療センター開設
https://www.japanheart.org/activity/medical/asia-childrens-medical-center.html
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