シンクロに入社したメンバーへのインタビュー。今回は、Web広告代理店で10年間クリエイティブ一筋の経験を積んだのち、転職意向は全くなかったのになぜか一晩で決断して、シンクロに転職した幡谷さんに話を聞きました。
(聞き手:植嶋/シンクロ広報)
Column
コラム
「飛行機が苦手」なのに、型破りな旅人ばかりの会社に入社したクリエイティブディレクターが感じたこと
クリエイティブ一筋の10年間
植嶋 今回は入社後インタビューということで、幡谷さんに話を聞きたいと思います。お願いします。
幡谷 よろしくお願いします!
植嶋 入社してから・・・あれ、まだたったの4カ月でしたっけ?!(※インタビュー実施時点)
幡谷 そうなんですよ(笑)。でも、去年の6月の合宿から参加させてもらっているので、そこからだと1年経ちました。
植嶋 それにしても驚きです。
幡谷 それは馴染めているとポジティブに受け取っていいんですかね。
植嶋 そのとおりです、本当に。では、まずはこれまでの仕事のお話からお聞きできればと思いますが、前職でクリエイティブの仕事をされていたんですよね。
幡谷 はい、新卒でWeb広告代理店に入社し、ダイレクトクリエイティブ一筋で10年間経験してきました。もともと学生時代に美術系を学んでいて、表現する側になりたかったんです。でも同年代のほかの人たちを見ていく中で、自分は企画する側のほうが向いているかもと気づいて。最初は制作会社を検討していたのですが、途中から代理店にシフトしました。
植嶋 そういえば、前職で西井さんとの接点があったそうですね。
幡谷 そうなんです。入社4~5年目のときに担当していたお客様先に西井さんがマーケティング支援で入っていて、私は代理店側の担当で、西井さんはお客様という立場としてお会いしていました。定例会で話しているレベルもすごく高いですし、何か答えがあってそこに向かって進んでいるというより、一緒に相談しながら答えを見つけていくような、とても濃い時間でした。
植嶋 ほかのお客様とはちょっと違う感じだったんですか?
幡谷 はい、普通の定例会だと、代理店から今月こういう数字でしたという報告をして、お客様から質問や要望をもらって、じゃあ次はこうしていきましょう、ということが多いと思います。でもそのときは、それこそ当時一緒に働いていた、今シンクロにいる久保さんがホワイトボードにバーっと書いて、それに対してお客様である西井さんが、「いや、もうちょっとこうじゃないか」みたいなのをみんなでホワイトボードを見ながら議論するような感じでした。
植嶋 そこに久保さんもいたんですね!
幡谷 そうなんです。まさかその数年後に3人が同じ会社にいるとは思わなかったですね(笑)
植嶋 そのときは転職は考えてなかったんですよね。
幡谷 はい。転職自体は本当に最後まで全く考えてなかったんです。次から次へといろんなお仕事があってそれに向き合っているうちに、気づいたら10年経っていました。
転職するつもりはなかったのに即決
植嶋 幡谷さんの前職の先輩でもある久保さんが先にシンクロに入社していたわけですが、たまに連絡を取ったり、何か相談していたりしていたんですか?
幡谷 そうですね。久保さんとは定期的にご飯に行ったりとか、ゲームしたりと仲良くさせてもらっていました。
植嶋 そっか、趣味が一緒なんですよね(笑)
幡谷 はい。それで、いつも通りいろいろ話をしながら、今の自分の仕事の話をしたときに、1回西井さんと話してみるといいかもね、ということになって。転職とか具体的な話は一切なく、軽くキャリアを相談するような感じで西井さんと繋いでもらうことになったんです。
植嶋 たしかそれ、夜だったんですよね?しかもけっこう遅い時間から。
幡谷 はい、オンラインで夜10時スタートで、久保さんと西井さんと私の3人で話しました。私、あまり将来のビジョンとか無いタイプなんですけど、「経済的にも精神的にも自立して生きていきたい」と思っていて、そのために経験値となることをたくさんやりたいし、スキル拡張していきたい、というような話をしたと思います。西井さんからはシンクロってこういう会社だよといろいろ説明いただいて。気づいたら2時間ぐらい話していて、何かおもしろそうかもと思ったんです。そのまま「入りたいです」と。
植嶋 夜中に即決だったんですね!
幡谷 はい、西井さんも「いいんじゃない」みたいな(笑)。向いてると思う、とおっしゃっていただいて。西井さんがそのとき言っていたのですが、こういうときに「やっぱりちょっと考えさせてください」って持ち帰る人は、そんなにシンクロには合わないかもと。
植嶋 そうかもしれないですね。
幡谷 具体的に言い表せないのですが、本当に西井さん・久保さんと話す中で、自分が思っていたこと、話したことのいろんな欠片が合わさって、直感的にいいかもと思った感じでした。
植嶋 いろいろなピースがはまった感じだったんですね。
幡谷 あとは本当に悪い意味じゃなくて、ルールがなく、はちゃめちゃな感じというか(笑)
植嶋 ははは・・・実際そうですね(笑)
幡谷 何かそういう型破りみたいなところに惹かれたのかもしれません。
植嶋 前向きですね!それが1年くらい前で、小豆島合宿に参加してもらって。その後、実際の入社までさらに半年くらいあったと思うのですが、気持ちは変わらなかったですか?
幡谷 全然変わらなかったです。前職で、メインで任されていたミッションがあって、それをやりきって、ちゃんと引き継ぐまでは辞められないと思っていたので、半年待っていただけてありがたかったです。
「仕事の本質は同じ」という気づき
植嶋 今年からシンクロに入って、どんなことを感じていますか?
幡谷 シンプルに、代理店時代に見てきた世界って狭かったなと思いました。
植嶋 いろんな業界を見てそうですけどね。
幡谷 業界は幅広く見てきたと思いますが、広告という手法の中のさらにクリエイティブという狭い領域にいたなと。西井さんやほかのみなさんを見ていても、いろんな人と交流して情報交換したり、コラボレーションしたりしていてすごいと思います。代理店時代もそういう機会はあったのですが、ちょっと内弁慶だったなと思って。代理店だと年齢的に30代になるともうベテランみたいになっているのですが、シンクロだと自分はまだまだ未熟だなという感覚を改めて実感できるのも刺激的です。
植嶋 なるほど、代理店だと30代はもうかなりのベテランになってきますよね。
幡谷 そうなんです。そういうところも含めて、一気に関わる人と関わる世界が広がった感じがします。
植嶋 シンクロにいると、いろんな道のプロに会いますよね。これまで関わることのなかった、たとえば地方の料理人だったり、離島の観光業や役所の人だったり。
幡谷 そうですね。それで気づいたことがあるのですが、仕事の本質は結局一緒だなと。
植嶋 なぜそう思ったんですか?
幡谷 これまでの経験やキャリアがまったく違うと、何かすごく遠い人のように感じてしまいますが、実際に話してみると、信念やマインドなどその人が大事にしている部分にすごく共感できることがあるなと思って。バックグラウンドが違う人たちとも本質の部分を共感できていれば、同じ方向を目指して一緒に仕事をしていけるんだな、と気づきました。
植嶋 なるほど!すばらしい気づきですね。
実践できる機会が圧倒的に多い
幡谷 こうやっていろんな人に会って、自分で実践してノウハウをためていきたいと、さらに思うようになりました。すごい人って、熱量を持っていて、それを自分でまずトライするというマインドセットを持っている人が多いと思うんです。シンクロには実践できる機会が圧倒的に多くて、そこで幅広い知識と体験を得ていけると思うので、それが転職して一番よかったなと思います。
植嶋 実際、幡谷さんが入ってから、気づけばいろんな案件を担当していますよね。関わっているプロジェクト、一体何件になるんだろう。
幡谷 いろいろやらせてもらってますね。まずはしっかりと経験を積んで、未来恩返しができるようにスキルアップしなきゃいけないなと思っています。どんな案件でも挑戦しようと思っているのですが、本当に幅広くて楽しいですよね。うちの会社のラインナップ、すごいじゃないですか。旅行グッズのブランドから、離島の宿事業、さらに最近はスポーツ用品の開発や食品のD2Cも始まっていて。
植嶋 本当にいろいろですよね(笑)
あとは幡谷さん、会社の運営に関わるところもやってくれていますよね。たとえば、合宿準備もそうだし、議論の続きを誰がボールを持って進めるとか。主担当の人がいないタスクに対して、積極的に拾ってくれているなと感じています。
幡谷 ボールを浮かせておきたくないタイプなので、自分の担当にしちゃうことが多いと思います。
植嶋 ありがたいです。
幡谷 いえいえ。でもそれは前職の教育のたまものかもしれないです。あとは、ちょっと違う話になっちゃうんですが、シンクロに関わるようになってから、飛行機に乗る回数が増えましたね。
苦手だった飛行機も克服?シンクロの新しい風に
植嶋 それ、私も聞こうと思ったんですよ!(笑)最初に西井さんと面談したとき、これまであまり飛行機に乗ったことがなくて、苦手だけどがんばります、みたいな話があったと聞きました。
幡谷 そうなんです。実際、飛行機苦手なんですよ。閉所恐怖症で。飛行機だけじゃなく、船とかトンネルもなんですが、何かあったら逃げられない状況みたいなのがけっこう苦手なんです。
植嶋 でも、この前も対馬に行くのに飛行機乗ってましたよね?
幡谷 はい(笑)。恐怖ってその体験をする数が少なければ少ないほど感じてしまうというのがあるので。最近、飛行機めちゃくちゃ乗るようになって、慣れてきましたね。
植嶋 そういえば、入社前に参加してもらった小豆島合宿では、飛行機もフェリーも乗りましたよね。その後、秋田合宿も台湾旅行にも行ったし。・・・ということは、これまでは、数カ月の間にこんなに複数回飛行機に乗ることはなかったということですか?
幡谷 本当になかったです。
植嶋 ええー。
幡谷 私が飛行機苦手だっていうのをわかっている友達から、「どうした?」と(笑)やっぱり揺れると怖いので、離陸と着陸のときがどうしても怖いのですが、なんかもう大丈夫かなと思うようになりました。
植嶋 たしかに、何度も乗っていくと自分の中の経験値が増えていって、大丈夫の範囲が広がるかもしれないですね。
幡谷 そうですね。
植嶋 あとは、幡谷さんが入って、ゲーム好きだし、野球もすごく詳しいので、新しい風というか、新しい趣味をシンクロのみんなにも広めているなって思います。
幡谷 新しい風を吹かせられてますかね、(笑)。
植嶋 吹いてます(笑)旅好きな人って、未知なるものへの好奇心が強いと思うんです。実際、みんなゲームの会に参加してましたね。
幡谷 「マダミス会」を提案したら、5人くらい参加してくれました。今度、合宿でもみんなでやれたらと思ってます。
無限に広がる選択肢。自分の道を切り開いていきたい
植嶋 飛行機にしても、仕事にしても、いろんなことにチャレンジしていると思いますが、今後どんなふうに取り組んでいきたいと思っていますか?
幡谷 シンクロに入って、本当に選択肢が無限にある感じがしています。敷かれたレールはないけど、自分で方向を決めて進むことができる。メンバーそれぞれ、いろんな方向に進みながら、時々交わるような感じで、それぞれ楽しんでいるというのがすてきだなと思っています。私も自分だけの武器みたいなものが欲しいので、まずは先入観を持たずに、できることプラス初めてやることにも積極的にチャレンジしていきたいです。
植嶋 自分も楽しいし、周りから見ても「何か楽しそうなことやってるよね」と思われているのが、シンクロっぽさなのかなと思います。幡谷さんも既にそんな感じがしてます(笑)
幡谷 本当ですか。だったらよかったです。
植嶋 北海道に遊びに行っていると思ったら、あれもう対馬にいる、みたいな。いろんな事業を担当しながら、めっちゃ移動してると思いました(笑)
幡谷 その週はすごく移動しながら仕事してました。でもまだ慣れていないので、疲れました。でも私、これまでどこか行きたいところがあったときに、でもこの日仕事だからなって諦めていたことがあったんです。今は、どこにいても仕事はできるから、どこにでも行ってみようと思うようになって。それはすごくいいですね。
植嶋 場所という概念を外して考えられるようになりますよね。
幡谷 そうですね。とにかく自分で語れるには何より実践が大事だと思うので、未知のことを楽しみながら、どんどん実践の機会を圧倒的に多く持っていきたいと思います!
植嶋 いいですね!活躍を期待してます。
(以上)
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