「人生でやりたい100のリスト」を作ってみました
社員コラム | 2020-06-22
(社員コラム)
「人生でやりたい100のリスト」を聞いたことはあるでしょうか?
『人生の100のリスト』(ロバート・ハリス著、講談社、2008年発売)という本も出ており、またネットでも少し前に話題になったようなので、知っている人もいるかもしれません。
私自身、今年は年齢的にも、また自分の生活を見直す上でも節目で、100のリスト作成に着手してみました。
やってみた感想と、お勧めする理由をご紹介します。
100個って難しい・・・
実際にやってみて思ったのは、100個リストアップするのはかなり大変だということ。
なかなか100まで行きつきません。
すぐに思いつくやりたいこと、高いけど欲しい物などの“目先の欲望”で、20くらいは思いつきましたが、そこで一旦手が止まってしまいました。
数日で完成させるのは難しく、頭の片隅にこのリストのことを考えながら、1ヶ月くらいかけて作成する必要があると感じました。
増えるにつれ重複してしまうこともあるので、カテゴリー分けしながら作成するとよいと思います。
私の場合ですが、
・買いたい物
・美容・運動
・旅・世界
・仕事・スキル
・生活・ペット
・食・酒
という6カテゴリーに分けました。
私のリストより、一部公開します(恥ずかしいですが…)。
買う
- オーダーの靴を作る
- 好きなブランドのジュエリーを3年に1つ買う
- 服・靴を増やしすぎない(この時点ですでに矛盾があります…)
美容・運動
- 筋トレを週2回続ける
- ゴルフの平均スコア100を切る
旅・世界
- ファーストクラスで2回目の世界一周の旅をする
- 100ヶ国訪問(今43ヶ国)
- キベラ(※アフリカ・ケニアのスラム街にある学校)への支援をする
仕事・スキル
- 仕事をする場所・時間を自分でコントロールできる
- 拠点となる複数の国で広い人脈を持ち、人と人と繋ぐ
食・酒
- 焼肉を毎週食べる(肉好き)
- 生ハムの原木を常備する(生ハムは、わりと早い段階でリストに挙がりました笑)
などなど。
100のリストを作ってとよかった理由
リストを作ってみてよかったと感じた理由を紹介します。
自分の人生で大切にしたいことが分かる
一番のメリットは、これに尽きます。
リストアップしていくことで、自分の人生で、何にお金と時間を使いたいかがおのずと分かってきます。
私の場合は、女性としてのファッション・美容への欲も人並み(より少し多め?)にありますが、やはり「旅」(世界一周の旅の経験があります)、そして「食・酒」のカテゴリーがすぐに増えていって、自分がそれらを大切にしているんだなと再認識しました。
一方で、「家」「住居」に関してはあまりこだわりがなく、いろいろな場所へ移動したい、なるべく物は持たずにいたい、という自分の志向に気づく機会になりました。
家族・パートナーがいる方は、それを相手と共有しながら将来設計をするのにもよいと思います。

現在の生活を見直すことができる
「人生でやりたいこと」をいろいろとリストアップしていくわけですが、その中で、実は今すでに叶えられていること、近い状態にあるものがあることにも気づきます。
つい、「今」と「将来(いつか)」を分けて考えがちですが、意外にも自分がやりたいことは、大なり小なり今も取り組んでいることがあるものです。
今過ごしている日々の先に未来があると思うと、今の生活に感謝を感じたり、改めて仕事にやりがいを感じる機会になると思います。
逆に、自分の希望とつながっていないと感じたら、何か今の生活を変えるきっかけになるかもしれません。

本質的なものに気づける
これが一番の発見ですが、表面的・物質的な欲望というものは、リストアップしていくとせいぜい30~50くらいで終わってしまうと思います。
さらに自分のやりたいことを考え進めていくと、その先には、人との関わりによって得られる喜びになっていくのではと思います。
たとえば誰か・何かをサポートする/育成する/寄付するなど、自分ひとりでは得られないこと、誰かと関わることで見える世界、達成できるものを考えるようになりました。
それには、これまで生きてきてうれしかったこと、心が震えたこと、また体験したいことなど、今までの人生を振り返る必要もありました。
表面的でない、本質的にやりたいことを考える機会になりました。

100のリストが完成しても、1年経てばいくつか入れ替わりそうです。
20代、30代、40代と、年齢やライフステージによって、変化することもあると思います。
やりたいことは、漠然と思うだけでなく、具体的に書き出すことで叶いやすくなるといいます。
せっかく作ったリストを、今後も定期的に見直しながら、一つ一つ実現していきたいと思います。
(社員コラム:kumi)