ネット広告代理店13年のキャリアからシンクロへ。ワーママから見たシンクロとは

社員コラム | 2022-12-02

はじめまして。8月よりシンクロに新しく仲間入りした中杉と申します。

前職はインターネット広告代理店で、2009年新卒入社から約13年間在籍していました。
私生活では4歳の息子を育てながら働くワーママです。

人生初の転職を息子の幼少期に決意したことに自分自身でも驚いていますが(笑)
新しい挑戦をこのタイミングで決断したことと、出産し育児を経験したことには実は深い関係があります。

「知らない世界を見てみたい」初めての転職を決断した理由

出産前、私はWeb広告の運用コンサルタントやメディア担当、営業戦略支援に従事し、自分の枠を決めないよう、媒体/配信メニュー、担当業種、職種など、挑戦をしてきた13年間でした。
手前味噌ですが、運用コンサルタント時代に全社MVP(入社5年目)、年間社長賞(入社8年目)の2冠(両受賞者は歴代初)という賞もいただくことができました。

成績+α 周囲からの評価や、新価値創造の体現者(※)として認めてもらっての受賞でした。
(※在宅勤務がここまで主流になる以前の2015年、静岡への引越しに伴い、在宅勤務での働き方を上層部に交渉し実現し、新しい働き方の開拓者になったことが評価されました)

MVP受賞者は次回納会で司会を担当しました(若い・・・笑)

そんな私にとって挑戦の概念がガラッと変わったのが出産・育児経験でした。

今まで見えていたものと世界がまるで違う
・・・これが出産・育児を経た一番の感想です。

出産前、時間にも気持ちにも余裕がある存在に見えていたワーママの姿。
自身が経験してみて、そう見えていただけで実際は全く違う…と感じました。

例えば、帰宅後の時間。
子供のお迎え、夕飯の支度、夕飯、お風呂、明日の準備、寝かしつけなど…実態は怒涛の毎日です。

他にもあります、例えば駅の改札口。
改札口には幅の広い方・狭い方があるということは、出産前から知っていたと思います。

ですがその違いがまるで見えていないかのように過ごしていたなと感じたことがあります。
自分がベビーカーを引く立場になって初めて、幅の広い方はそれがないと困る方々のために作られている、ということを知りました。

このように、自分に見えている世界は置かれた立場や経験によって全く違うということを経験しました。

その経験を経て、仕事に置き換えてみても、自分がこれまでベストだと思い提案していたことが、もしかすると別の立場から見るとより良い提案ができたのかもしれないと感じるようになりました。

 

そんな時、前職で一緒に働いていた久保の繋がりで、西井と出会いました。
このような課題意識を話すと、Web代理店の業種形態上起こりやすい、分業の壁が影響していると教えてくれました。

【参考記事】
マーケティングの6つのステージと、事業会社や代理店・外注パートナーとして積めるキャリアの違いについてなど、シンクロ代表の西井と、『マーケティングの仕事の年収とリアル』著者の山口氏、レノボジャパンのシーチャウ氏等が話したセッションのレポート。

外資、経営者、コンサル、SaaS…さまざまな背景を持つプロがマーケティングを激論!
(2021年9月開催ICCサミット KYOTO2021セッション「トップマーケター直伝、マーケティングで事業をドライブする組織・人づくり」より)

その日が転機となり、もっと自分に知識と経験を身に着け、正しいジャッジができるようになりたい、もっと知らない世界を見てみたいと強く思うようになり、シンクロへの入社を決めました。

初めての子連れ旅行はセブへ

入社して驚いた、”好き”に貪欲な働き方

シンクロへの入社とほぼ同時にマーケティングディレクターとして企業様の戦略から実行支援までを担当し、元々の強みであるWeb広告でのPDCAノウハウを武器に、TVCMなど幅広いチャネルに対してのデータを活用したPDCAスキーム構築等に取り組んでいます。

これまでも他のメンバーのコラムから、様々な視点でのシンクロをご紹介させていただきましたが、私からは”書籍活用”のお話と、”好きに貪欲な働き方”を紹介します。

書籍活用

シンクロは日本国内外問わず、それぞれの場所で、各々が別々のプロジェクトを担当しています。
また、1人1人がプロフェッショナルな人材の集まりということもあり、教育やマネジメントの時間が非常に効率化されています。

そのような中で、効率的に共通の知識習得や社内の文化や問題意識の醸成を行うために、“課題図書制度”はとてもうまく機能しているなと感じます。

課題の内容はデジタルマーケティングに関するものだけでなく多岐に渡り、現在は『新・生産性立国論』(デービッド・アトキンソン著)が課題図書となっており、業務後の時間を見つけて読み進めています。

12月の合宿でこの本から議論を発展させていくのですが、シンクロメンバーの多様性と柔らか頭で、どんなアイディアが生まれるのか今からとても楽しみです。

シンクロメンバーと食事会

“好き”に貪欲な働き方

シンクロメンバーは“心底好きなこと”を全員が持っています。

その対象は、食、サッカー、読書、将棋、友人、家族、など1人1人異なるものから、旅という共通のものまで…
“心底好きなこと”のためには、働く場所から時には時差の壁まで超えてなんでもする(笑)、というのがシンクロ流の働き方です。

シンクロへの入社を機に、趣味のフラワーアレンジメントとホットヨガをお休みしているのですが、「なんで??」と聞かれたのがとても印象的で…
ただ、入社してみてその疑問がわいてくる背景がよく分かった気がします(笑)

好きなことを諦めない、好きなことができることで、さらに仕事のパフォーマンスもあがる、というのがシンクロ流の働き方だなと感じます。

来年は、私もフラワーアレンジメントやホットヨガを何かしらの形で再開したいと思います。

自分らしさを大切にしたい。“セレンディピティ”から生まれるキャリア

シンクロの3つのTHINK WAYは、まさに私の理想の姿です。

  • Be a backpacker.
  • Think without borders.
  • HOLICC

*参考:シンクロ会社情報ページ

私は明確なキャリア設計や人生設計を作ることが苦手です。

そのことに対し、気後れ意識を持つ時期もありましたが、今はセレンディピティ(※)から生まれるキャリアも1つの形として受け入れられるようになりました。
(※セレンディピティとは・・・素敵な偶然に出会ったり、予想外のものを発見すること)

振り返ってみると、今までの私のキャリアは1つ1つのご縁と機会を大切にして生まれたものでしたし、きっとこれからもそのスタイルが私らしい在り方、生き方なのだろうなと感じています。

旅先でも、何が起こるかわからないことだらけ、でもそれが楽しい、そういう感覚と同じです。
仕事もプライベートも、セレンディピティを大切に生きていきたいと思います。

最後に。
個性豊かなメンバーが多いシンクロに共鳴しながらも、平凡な私はどこで繋がっているのだろう(笑)と思っていました。
ですが、このセレンディピティから生まれるキャリアが、シンクロらしさ(バックパッカー志向)と繋がっているのかもしれません。

今後もシンクロの新しい挑戦への応援をよろしくお願いいたします!
最後までお読みいただき有難うございました。

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