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事業内容から年収まで赤裸々にトーク!
第10回「マーケターの集いの勉強会」レポート

2018年9月4日。東五反田スクエアにて、さまざまな企業のマーケターたちが集まって情報交換を行う「マーケターの集いの勉強会」の第10回が開催されました。 その様子を写真とともに紹介します。

主催は、シンクロのCo-Marketerでありながら、事業責任者を務める、デジタルマーケティング支援のコンサルティング企業カラビナハートの代表取締役でもある森洋平さん。森さんは「広告主」側の企業で働いていた期間が長く、「広告主のマーケター同士のネットワークを作りたい」という想いから勉強会を企画したのだとか。1か月半に1度程度のペースで開催されており、毎回数多くのマーケター同士が活発に議論を交わしています。
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シンクロCo-Marketing事業部責任者の森洋平
「マーケティングトレンドはどんどん変わっていくので、ぜひこの場を利用して知識をアップデートしてほしいです。各社が実施している手法を知っていただくことで、自社の施策に転用していただける良い機会になるのではないかと。また、マーケター同士で仲良くなっていただくことで、良質なネットワークが生まれれば良いなと思っています」

森さんの活気あふれる挨拶で「マーケターの集いの勉強会」はスタートしました。

マーケターの"仕事観"が明らかに! キャリアに関するパネルディスカッション

まず実施されたのは、マーケターのキャリアに関するパネルディスカッション。アットホームの片井さん、アサヒビールの馬場さん、元ロクシタンの吉屋さんがスピーカー、森さんがモデレーターとして登壇。登壇者は全員マーケターという共通点はありますが、歩んできたキャリアやバックグラウンドはさまざま。冒頭では、各者の自己紹介が行われました。

・片井さん:約6年前にアットホームに転職し、事業会社側に。企業のプロモーション全体を全般を担当。

・馬場さん:アサヒビール デジタル戦略部に所属。ECやオウンドメディアを担当。入社19年目で転職歴はなし。

・吉屋さん:ロクシタンでデジタルマーケティングとCRMを率いていたが、最近別の会社に転職。数多くの転職経験を持つ。

・森:最近起業をし、複数の事業を兼業中。広告主側としてシティバンク、DELL、デアゴスティーニなどに勤務した経験から「マーケターの集いの勉強会」を立ち上げる。

各自が飲み物を手にしての乾杯の後、早速ディスカッションがスタートしました。最初のトピックは「キャリアで一番大切にしていること」。

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片井さん
片井さんは「(自分が働くことで)周りにいる人たちのバリューも一緒に上げたい」と語りました。「自分の部下や周りの人たちを売りこみ、その人たちが自分らしく仕事できる環境を作ってあげることで、チームそのものが成長していくから」とのことです。
馬場さんからはアサヒビール勤務"だからこそ"のコメントが。「多くの人に自社のお酒を飲んでもらい、そのお酒がハブになってコミュニケーションが活性化することを目指して仕事をしている」と熱く語ります。
吉屋さんは「年収が何よりも大事」と断言。そして「年収と言い切る限りにおいては、プロフェッショナルだということは常に意識しています」というフレーズが飛び出します。発言の裏には、強いプロ意識がありました。
次に「キャリア形成の中で大切にしていること」へとテーマが移ります。「(仕事に)誠実に向き合うこと」と話したのは片井さん。彼の人となりが伝わってきます。「経験してないことは語れないですから、なるべく数多くの経験をしたいと思っています」ともコメントされていました。
転職経験のない馬場さんは「人と違う視点を持つこと、社内においてニッチな存在であること」を大切にしているとのこと。また、大企業から零細企業まで多様な企業でのキャリアを持つ吉屋さんは「他人と絶対にかぶらない、かぶせないこと」を重視されていました。歩んできたキャリアは対照的なおふたりですが、ともに自分自身の「オリジナリティー」を大事にしているという共通点があるようです。

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馬場さん
次に話題に上ったのは、「これまでに経験したターニングポイント」について。登壇された3名とも、仕事において目の前に高いハードルが課されたと感じた瞬間や、そのハードルをクリアした瞬間をターニングポイントと捉えているようでした。
複数回の転職を経験されている片井さんと吉屋さんのお話で共通していたのは「転職した各企業で、それぞれ性質の異なるターニングポイントがあった」という点。企業ごとに担う業務や役割が明確に変わってきたという片井さんに対し、「それぞれの会社で、やっていたことの限界に行き着いた。だからこそ、その課題を解決できるような転職先を選んできた」と吉屋さんは語ります。
馬場さんは「四国のエリアマーケティング担当で販促企画を作っていたとき、本社から注目されて、四国だけで展開される予定だった企画が全国規模の企画になりました。この企画によってスーパードライの売り上げが前年超えを果たし、すごく自信になりましたし、仕事が本当に楽しいものだと分かりました」と、やりがいを感じるようになったきっかけについて振り返りました。

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吉屋さん
そして、森さんから「どうしても聞いておきたい」と投げかけられたのが、なんと年収についての質問!
気になる参加者も多かったのか、スピーカー3名の年収推移が公開されると、会場は大いに盛り上がりました。
ディスカッションの最後に挙がったのは「今後はどういったことをやっていきたいか」について。片井さんは「自分はまだ事業サイドに来て5年しか経っていないので、経験を積むことを第一にやっていきたい」とコメント。馬場さんからは「本業"以外"の場でアウトプットし続けることで、結果として自分のレベルを高め、本業にも良い影響があるようなことをやっていきたい」と前向きな発言が。そして吉屋さんの「大きく出ますが、ECの"次"を作りたいと思っています」という希望に溢れた言葉で、本セッションは終了しました。

個性あふれる各企業がプレゼン! 参加企業間コラボ

続いては、参加企業間コラボ。このセッションでは、立候補した各社が自社の紹介をするとともに、どんなアセットがあり、他企業とどんなコラボができそうなのかを、3分前後でプレゼンしました。他の参加者は話を聞いた後、気になる企業のテーブルに移って話をするという流れです。
サンリオ
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約400種類のオリジナルキャラクターを抱えるサンリオは、さまざまな企業とのコラボを積極的に行っている企業です。最近、ハローキティがYouTuberになったことが話題になりました。なんと、チャンネル開始から5日目で約3万登録もの反響があったそうです。
今回は、SNSやオウンドメディア上での同社のキャラクターを用いた"ゆるい"コラボと、サンリオピューロランドでのインバウンドツーリストを対象としたコラボの提案がありました。
すかいらーく
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合計3177店(2018年9月4日時点)に年間4億人もの来店があるという、すかいらーく。「ガスト」や「バーミヤン」など、同社の持つブランドは約20種類あり、相性の良いブランドだけを選んでコラボすることも、横断的に全ブランドとコラボすることも可能です。
過去の事例をもとに、食事メニューとのコラボや店内に設置する物品とのコラボ、クーポン施策、Twitter上でのコラボなど4種類が提案されました。店内で遊べるゲームを企画したり、「バーミヤン」の新メニューをカップラーメンとしても発売したりと、バラエティに富んだものばかりでした。
パーソルキャリア
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アルバイト情報メディア「an(アン)」のB to C向け認知・集客を担当されている方がプレゼン。今回はとりわけ、スペシャルな体験を通してバイトの楽しさを伝えるメディア「an超バイト」でのコラボを熱望されていました。「an超バイト」では過去にインパクトの大きい企画を多数実施しており、なかでも「乾選手と大迫選手のドリブルを阻止するバイト」は反響が大きかったそうです。
「企業様やブランド様とコラボすることで、世の企業やブランドはこんなアホらしいことをやっているんだと、バイトの面白さを広めていけたら良いなと思っています!」と熱く語ると、会場が大きな笑いに包まれました。
アットホーム
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アットホームは約5万4000店の不動産会社が加盟した民間最大級のネットワークを持っています。また、住まい探しは多くの場合、進学や就職、転職といったライフイベントと紐付くため、それらのイベントの真っ只中にいるお客さまに対して効果的にプロモーションを打てるというメリットがあります。
同社の不動産加盟店ネットワークを活用した新規事業コラボや、進学した方に対して住まいの情報とともにアルバイトの情報も提供するなど、アットホームの事業とのシナジーを生み出せるようなコラボについてのお話がありました。
アンテナ
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月間約220万人のユーザーが利用するキュレーションアプリ「アンテナ」。媒体をより盛り上げるためのコラボを希望していらっしゃいました。過去には上島珈琲店や中川政七商店とのイベント開催や、Tabioとのコラボ商品作りなどの事例があります。
コラボの特典として、なんとアンテナで記事化してくれるのみならず、イベントでの司会進行なども引き受けてくれるとのこと。熱量の高いトークに、参加者は興味津々の様子でした。
ロクシタン
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植物素材を使用したコスメを通して南仏プロバンスの生活を提案するロクシタンが語ったののは、社会貢献活動に関するコラボ。同社は長らく社会貢献に取り組んでおり、今秋からその情報を積極的に発信していく予定だそうです。
「CSR活動を主にSNSを通じて今発信されている、または今後定期的に発信していくご予定があり、コラボ企画に賛同くださる企業様を募集しています」と結びました。

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この後、参加者は気になった企業のテーブルに移り、積極的な名刺交換やディスカッションが行われました。はたして、企業同士のワクワクするようなコラボは生まれるのでしょうか。森さんの「広告主マーケターの交流の場を」という想いからスタートした「マーケターの集いの勉強会」。その狙い通り、さまざまな交流や情報交換が生まれ、最後まで活気に満ちた場となりました。
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